フレコンバッグ
2026.08.25
フォークリフトとフレコンバッグの事故防止 — 現場でできる対策
フォークリフトによる事故は想像以上に多く、労働災害の死傷者数は毎年約2,000人にのぼります(2023年は死傷1,989人・死亡22人。厚生労働省の労働災害統計より)。原因は転倒・挟まれ・荷物の落下で全体の半分以上を占めています。フォークリフトは作業スペースが限られたなかで使われ、普通の車両に比べてコンパクトに作られていますが、作業の性格上車体はかなり重く、転倒や挟まれが他の車種に比べて致命傷になりやすいのです。
フレコンバッグに関わる事故は、大別すると「作業時の落下事故」と「フォーク(爪)先による破損事故」の2つです。それぞれの対策を紹介します。
落下事故を防ぐ4つのポイント
- 荷物が入ったフレコンバッグの移動は、できるだけ低い位置でおこなう。荷物の位置が高くなるほど重心が上がり、不安定になります。
- 高い場所で荷を扱う場合は、その直前で持ち上げる。特に注意すべきは「シャクリ(フレ)」です。シャクリはベルトに想定以上の負担をかけ、ベルト切れの原因になります。左右のフレは車両の転倒の原因にもなります。
- フレコンバッグの段積みは原則2段まで。高い位置でマストが前傾すると、前方向への転倒の原因になるためです。3段以上は自己責任で、強度を確認のうえおこなってください。
- その他の注意点: 最大荷重内で使う/ベルトの片方だけに重さをかけない/フレコンバッグの下に入らない/フレコンバッグを長い間外に置かない(特に夏場。フレコンバッグは本来、紫外線に弱い素材でできています)。
フォーク(爪)による突き刺し事故を防ぐ
爪先による商品への突き刺し事故には、次の工夫が大きな効果があるといわれています。
- パレットの爪の挿入口に黄色の塗装をする
- 爪の部分に、新車納品時にあった黄色を再塗装する(蛍光塗装も可)
どちらも、突き刺し事故の大きな原因である「見づらさ」からくる事故を減らす効果があります。
