フレコンバッグ
2026.09.08
フレコンバッグを長く使う工夫 — 紫外線対策と黒色の強さ
フレコンバッグを長く使うには、コツがあります。最大の敵は紫外線です。
基本は「野ざらしにしない」
紫外線に当てると劣化して弱くなることは、よく知られています。日中の野ざらしを避ける、どうしても外で保管したいときはシートをかぶせる——これは必ず行ってください。
フレコンバッグには紫外線劣化防止剤(俗にいうUV剤)が、通常3%程度入っています。UV剤を増やすだけではなく、保管方法も重要です。
黒色は紫外線に強い — 実例から
「黒は紫外線を吸収してダメなのでは」というイメージがあるかもしれませんが、実は逆です。
実体験として、こんな事例があります。ある会社で、夏場の炎天下にフレコンバッグを置いたままにする使い方をされていて、ベージュの吊ベルトが1ヶ月ほどの短期間で劣化してボロボロになってしまう、というご相談を受けました。本体の色はどうしても変えられないとのことだったので、「吊ベルトの色を黒にしてはどうですか」とご提案し、作らせていただきました。
納品後、数ヶ月が経過して分かったことがあります。たまたまそのベルトには横糸に白い糸が数本入っていたのですが、紫外線で白い糸だけが劣化し、黒い糸だけがすだれ状に残ったのです。クレームのような形になってしまいましたが、逆の見方をすれば、それだけ紫外線に当たっても黒い糸は残った——黒が紫外線に強いことの証明でもありました。
照射試験でも黒が優位
もうひとつ、生地(原反)のデータもあります。ベージュの原反・黒の原反・全く新しい白の原反を紫外線照射装置にかけ、100時間・200時間・300時間と連続で当てる実験を行いました。300時間経過後に強度テストで測ったところ、黒の原反の方が、明らかに多くの強度が残っていました。
